「ここ、気持ちいいんだ?」 ぐにぐにと突起を指先で嬲りながら、また囁く。 「う…っ、せ……」 「もっといじってやろっか?」 当然、獄寺は首を横に振ったが山本は気にせず、身体半分ほど覆い被さっていって突起の片方をぺろりと舐めた。 「くっ……んん!」 たちまちびくんっと手足を突っ張らせて、背中がしなる。 舌先でも同じ箇所を突付いてやると、獄寺はイヤイヤをするようにかぶりを振って悶えた。 (おー、すげぇいい感じ……) 片方の手を再び下肢へと持っていって、さっきはほとんど触れずに引き返した中心部分をボクサーパンツの上から撫でる。獄寺のモノもだいぶ熱を帯びてきたようだ。 「や、やま…………いい加減に……くっ、うぅ!」 もちろん加減したりはしない。 さすがにそこまでの余裕はないから、すぐに下着をずり下ろすと、硬く勃ち上がりかけている獄寺の分身を遠慮なく上下に扱いた。 根元から先端までリズムをつけて、しかし時折先端部分だけを擦ってみたり、くびれの部分をなぞってみたり。 すると雄芯はぐんぐんと角度を変えて、張り詰めていく。 「…………あ、ぁ……んっ」 「声、嬉しいんだけど。ツナを起こさないように、静かにな」 「てめぇ……」 耳元で囁くときつく睨み返されてしまったけれど、その瞳はしっとりと潤んでいて、山本の雄をさらに滾らせた。 ふざけんな、このバカ。 ほとんど声にならない声で罵られても、目許や口許が勝手に緩んでしまうだけだというのに。 「あ、あ、あ…っ」 堪えきれない小さな喘ぎが薄い唇から洩れるたびに、獄寺は唇を噛み、手のひらで口許を押さえる。 それでも無理だと思ったのか、上掛け布団を引き上げようとしていたので、山本も一緒になって布団の中に潜り、深いキスをしながら下着から取り出した山本自身のモノと獄寺のモノ、二本の竿を重ねて両手で思いきり扱き上げると、やはり二人ともそう長くは保たなかった。 「やっ……あ、ぁ……」 「……獄寺……獄寺っ」 狭くて息苦しくて暑い暗がりの中で、互いの体温と鼓動を嫌というほど感じ取って。
「んっ、んん!」
「はっ……あ、あぁ…………やぁぁっ!」
DVD「ボンゴレ式修学旅行、来る!」発売記念突発本のコピー誌でした。
あまりにもオイシイ内容てんこ盛りだったので、勢いに任せてエロ暴走(笑) ただのギャグですが、楽しんで書きました!そして今回もツナ様ごめんなさいっ! 2010.8.14 初出し A5 32P コピー誌 @200−/2010.8.15 内容紹介UP |